もののけ姫

もののけ姫

この間、もののけ姫を見たんですよ。

職場の鬼のような事務員さん(40代後半、オバハン)に「手続きに使うから保険証持ってこい!」とか言われて、そういえば長い間保険証を使った記憶がない、綺麗さっぱりない、病院にかかった記憶もなければ、身分証明に使った記憶もない、と途方に暮れたんです。

一番新しい記憶を手繰ってみると、どうも数ヶ月前に、ポケットに溜まってたレシート類だとかを捨てていた時にですね、ボコボコとコンビニでコーラを買ったレシートしか出てこなくて戦慄すら覚えたんですけど、それに混じって奥底からシワクチャの保険証が出てきたんですよ。

まるで標準語を喋れない山間部のお婆さんの如くシワクチャな状態の保険証。ゴミレシートと同列の扱いかよ、と自分で突っ込んだのですが、それが彼を見た最後の記憶でした。その後、彼の消息は途絶え、誰もその姿を見た者はいないという衝撃のミステリー。消えた保険証ミステリー!アリバイを崩せ!空白の5分を埋める魔の乗り換えトリック!ってなもんですよ。意味分からんけど。

僕がまだうら若き大学生だった時、西山君っていうとんでもない同級生がいたんですよ。その彼は本気で「俺は将来はバンビーナになろうと思う」とか言ってのけるような意味不明なトチ狂った人だったんですけど、その彼がですね、とある伝説を作り上げたことがあったんです。

彼の伝説を語る上で外せないのが、一緒に所属していたゼミの飲み会で出来事が挙げられるのですが、宴も進み、酔っ払っていい感じに出来上がっちゃったゼミの教授に「お前らの夢を語れ!」とか至極面倒臭い、その後の説教的展開が容易に想像できる質問が僕ら若手に投げつけられたんですよ。

そりゃね、僕らももう大学生ですよ。いい年してるんですから「夢は何だ!」とか聞かれて真顔で夢を語れるような歳でもないですよ。それこそニヒルに「エンジニアになりたいです」とか「人の役に立つ仕事に就きたいです」とか、本当の裸の夢を隠して無難なこと言うくらいしかできなかったですよ。

そんな中にあって西山君の回答は豪胆なものがあって、酔っ払った教授の「お前らの夢を言ってみろ」という問いに対して、

「大学に行こうと思ったら、何故かすごいバネのジャンピングシューズをはいていてー、思いっきりジャンプしたら一瞬で実家に帰省してたんです。で、家に入ったら、何故か中学の時に同級生だった杉谷君がウチの母親と鍋焼きウドン食っててー、僕がすごい激怒したところで目が覚めました」

とかなんとか、どう考えても「お前、それ今朝見た夢だろ」とツッコミを入れずにはいられない、夢見る少女じゃいられない返答をしやがったんですよ。さすがに酔っ払ってタチ悪くなっちゃってる教授もこれには呆然、「なんで鍋焼きウドンだったんだろうな」と言う事しかできなかったという伝説的エピソードがあるのです。

で、その西山君。大学卒業を控えたある日に途方もない事件を起こしたんです。なんか、大学の事務のほうに提出する重要書類を紛失したとか何とかだったのですが、それが途方もない事態を巻き起こしたんですよね。

あまり詳しく述べるとアレなんですが、その書類というのが必修科目の単位認定に絶対必要なもので、僕らも「絶対に紛失しないように、卒業できなくなるよ」という幼稚園児みたいなことを念を押されながら受け取ったのですが、さすがに「卒業できない」とか言われるとブルっちゃうじゃないですか。

普段は僕だって大切な書類ほど紛失する、という摩訶不思議な現象を地でいってるのですが、やはり卒業できないのだけは苦しい。ということで、細心の注意で書類を扱い、期限前に提出したのですが、西山君だけは違った。

もう、その書類をもらった日に紛失してましたからね。もらった時にクシャクシャとぞんざいな扱いでカバンにしまう姿を見ていたものですから、かなり危ういとは思っていたのですが、まさか本当に失くすとは。

それからはまあ、「やばい!」と焦る彼の姿や、「どこいったんだろう」と探しまくる彼の姿、「卒業できないかもしれない」とやつれていく彼の姿をまさしく他人事ヨロシクで眺めていたのですが、重要書類を紛失するっていうのは本当に大変なことなんですよね。事務から「早く出せ」って突かれるわ、教授に「卒業できなくなるぞ」と脅されるわ、ゾーンディフェンス並みの圧力でしたからね。

結局、その圧力に負けたのか、あるいは心が折れてしまったのか、彼は「紛失しました」とカミングアウトすることをせず、何を思ったのか書類を偽造しはじめたのです。その思考回路が物凄い。しかし、どうにもこうにもゴージャスなハンコだけは偽造できなかったらしく、事務に提出したときに一発でバレてました。

で、その書類を偽造するという詐欺師顔負けの行動が教授会でいたく問題になったらしく、彼は半年ずれて卒業することになったのですが、やっぱね、重要書類を紛失するってそれだけリスキーなことだと思うんですよ。

世の中には重要書類を紛失したというだけで網走あたりの営業所に左遷を余儀なくされたサラリーマンもいるでしょう。重要書類の所在いかんで首をくくった人もいるでしょう。所詮は人間が作った紙切れに過ぎないのに、それが人の人生すらも左右してしまう、なんとも恐ろしいものです。

でまあ、僕としても保険証という重要書類の所在が分からず、かつての西山君の姿が脳裏に浮かび上がり、もしや、保険証がこのまま見つからなかったらクビ、もしくはリストラ要員として陰湿なイジメにあうんじゃ・・・などとブルってしまったわけなんです。

それでまあ、狂ったように家捜しですよ。あの保険証はどこに行ってしまったんだ!と全てをひっくり返す勢いで家捜し。何かジャンクな品々が詰め込まれてることで知られるタンスの引き出しをひっくり返して大捜索ですよ。

途中、すっごい古いジャンプが出てきて、あー、懐かしいー、まだこの頃はこち亀も面白かったんだよね・・・。とか読みふけってしまい、思い出に浸るノスタルジックな場面も見られてのですが、そんなことをしている場合ではありません。保険証を探さねば。

そんなこんなでガサガサと探していたら、今度は映画「もののけ姫」のDVDですよ。こんな物が出てきたら保険証どころの騒ぎじゃない。

「patoさん、今日こそは保険証持ってきたんでしょうね」

「ブハハハハハハ!黙れ小僧!」

もののけ姫のあのシーンに強烈インスパイアされ、事務員さんに詰め寄られたらこう答えてやろうかとも思ったのですが、おいおい待てよ、そもそもあのシーンってどんな感じだったっけ、こりゃもう一度見てみるしかねえな、と何故かDVDをセットして鑑賞を始めてしまったのです。もう保険証どころの騒ぎじゃない。

でまあ、この「もののけ姫」さすがに名作なのですが、内容自体は獣に育てられた女の子サンが村を追われたアシタカと惚れた腫れたを繰り広げる痛快ラブコメディなわけなんですが、ちょっとこれはタイトルと内容がマッチしてないな、と思うわけなんです。

この作品中のサンは、もののけに育てられたわけですから「もののけ」の部分は了解できるんですけど、どうしても「姫」という部分が理解できない。作品中であまり姫っぽい振る舞いが見られないんですよね。作品自体はけっこう好きなんですけど、どうしてもタイトルが納得いかない。

もうちょっとこうね、「もののけ姫」ってタイトルをつけるならば、もっとこう、もののけな姫を前面に出した内容にしなくてはならない。そう思ったのです。

「もののけ姫」

ブス、化け物、そう呼ばれて育ってきた嘉子の青春自体は暗く寂しいものだった。誰かに恋をするなんて考えられなかったし、自分の容姿を気にして引っ込み思案になっていた。

「私だって誰かと恋いしたい、お姫様のようなドレスを着て街を練り歩いてみたいわ」

それが嘉子の望みだったが、誰にも言えず、今日も誰かにバカにされながら生きていくのだった。

「やーい、ブスブス!このモノノケが!」

今日も知らない誰かに罵られ、石を投げられる。皆さんは容姿だけでここまで存在を否定される人間の気持ちを考えたことがあるだろうか。私だって好きでブスに生まれてきたわけじゃない、それなのになんで・・・。

いよいよ我慢できなくなった嘉子は自らの命を絶つことを選択してしまう。自室で月明かりを浴びながら、部屋中の鏡を叩き割り、生まれ変わったら綺麗になりたい・・お姫様のようになりたい・・・涙を流しながらカミソリを手首にあてるのでした。

その瞬間、嘉子は不思議な体験をすることになります。部屋中がまばゆいばかりの光に包まれ、そして、その光の中心に人影が。

「だ、だれ・・・?」

「お前の望み!叶えてやろう!」

次の瞬間、嘉子が目覚めるとそこは見たこともない研究所の一室でした。どうやら気を失っている間にここまで連れてこられたようです。

「気がついたかい?」

白衣を着た白髪の、それこそ博士という呼び方がふさわしい老人が、ポットにコーヒーを注ぎながら話しかけてきます。

「かわいそうに・・・随分辛い思いをしてきたんだってね・・・」

優しく話しかける博士。今まで石を投げつけられたことしかなかったのに・・・初めて触れる人の優しさに嘉子の目から涙がこぼれます。

「でもね、ブスだからって死ぬことなんてない。ブスには無限の可能性があるんだよ。・・・私についてこないか?君を望みどおりお姫様にしてあげるから」

なんのことだか分からなかった。けれども、お姫様という響きは素敵だったし、この人はブスである私を否定しようとしなかった。この人についていってみよう、どうせ一度は捨てた命、なんだってやってみよう。

コクリ、と一度だけ頷く嘉子。それを見た博士は一口だけコーヒーを飲むと、部屋の明かりを消し、スライドで説明を始めた。

「そもそも、ブスとは、インパクトのある顔のことである・・・一度見たら忘れられないインパクトある顔、それがブスとして・・・」

博士の説明は納得のいくものだった。彼の説はこうだった。そもそも、平安時代辺りの古き日本においては、美人とブスの概念が現在とは大きく異なっていた。現在ではブスとして扱われている顔が美人として定義され、時の権力者に重宝されたのだ。反面、今の美人はブスとして扱われていたのだ。

ブスにはブスの持つ特有の巨大なエネルギー、ブスパワー、ブスエナジーと呼ばれるものがある、それが博士の説だった。そのパワーが権力者に利用され、愚民の統治に利用されることもあったらしい。

「ブスな顔にはパワーがあるんじゃよ」

しかし、あまりに巨大で危険な、現代の原子力にも相当するブスパワーを恐れた人々は、そのパワーを封殺する方向に動き出す。ブスと美人の概念を入れ替え、ブスたちを社会的に抹殺する風土を作り出したのだ。

そして、その概念は現代にまで引き継がれ、今でもブスは社会的に抹殺され、その巨大なるブスパワーをほとんど発揮することなく一生を終えるのだった。そう、いわれのない迫害を受けながら。

「ワシは、そのブスパワーをブスから抽出する実験に成功したのじゃよ。これを利用してブスが美人として重宝がられる正常な状態に戻すことだってできる」

エネルギー問題が深刻になる中、博士は石油に変わる新エネルギーとしてブスパワーをその抽出方法と共に発表する。さすれば美人など途端に価値のない存在に成り下がり、ブスのみが許される存在になるのだ。

「見たところ、あんたのブス度は凄まじい。ワシが集めたブスの中でもピカイチじゃ。きっと無尽蔵のブスパワーが抽出できるじゃろうて」

嘉子は褒められてるんだか貶されてるんだか分からなかった。けれども、ブスとして何の存在価値も見出せなかった自分を必要としてくれている人がいる、そう思うとなんだか嬉しかった。

「アンタはブスが重宝される新世界の姫になるんじゃ!その巨大なブスパワーで、もののけ級のブスたちの姫、もののけ姫になるんじゃ!」

(ここで、米良さんの甲高い声の「もーのーのーけー」の歌が入る)

「私が・・・もののけ姫に・・・」

ひとまず、博士が古今東西、ありとあらゆるブスを集めた収容所に身を置く嘉子は、博士の研究が完成するのを待ちます。そこで知り合ったブス仲間たちと合コンの話など悲哀のこもった話をして日々を過ごしていくのでした。

博士の研究さえ完成すれば、私たちはもうブスとして迫害されなくなる。それどころかブスパワーも平和的に活用され、誰もが幸せに暮らせるユートピアが来る。嘉子たちはそう信じてただただ待つのでした。

しかし、博士の狙いは違っていました。マッドサイエンティストとして学界を追放された博士の狙いは復讐だったのです。そう、人類への復讐。

抽出したブスパワーを軍事兵器に活用したテポドンならぬブスドンと呼ばれる大量殺戮兵器、それを使って現国家の転覆を企て、革命を起こし、自分が独裁者として君臨するつもりだったのです。そう、太古の権力者がブスパワーを統治に利用したのと同じように、博士もまたブスパワーで世界制服を企んでいたのです。

ひょんなことから博士の恐るべき計画を知ってしまった嘉子は葛藤します。博士の計画さえ完成してしまえば、私はブスとして迫害されなくなるだろう。それどころか世間から重宝がられるだろう。もののけ姫として君臨できるだろう。しかし、博士の独裁社会で人々は平和に暮らせるのだろうか・・・。きっと戦乱の世が訪れるに違いない・・・。私はどうするべきなの・・・。

そしてそんな中、博士が試験的に完成させたブスドンが手始めにロサンゼルスの街に照準を合わせられたことを知ります。自分たちのブスパワーによって多くの命が失われるかもしれない、自然とブスたちの間に重苦しい沈黙がのしかかったのです。

「私は戦うよ、博士の好きにはさせない」

沈黙をやぶるかのようにブス仲間の花江が立ち上がります。

「ブスと美人が入れ替わるってのは魅力的だけど・・・多くの人が死ぬのは嫌」

同じくブス仲間の紀美子も立ち上がります。

「私、ずっとモデルになりたかったんだよね・・・こんなんだから諦めてたけど・・・でも、モデルなんかより大切なことがあると思う!任せといて!肉弾戦なら得意なんだから!」

B子だって立ち上がります。

「ブスだっていいじゃない、ブスの根性見せてやろうよ!」

良美も立ち上がり、4人のブス仲間が決起したのです。そして、嘉子は

「私はずっとお姫様になりたかった。博士にもののけ姫になれるって言われた時は嬉しかった。ブスで良かったなってすら思った。でもね、こんなやり方は間違ってると思う。そりゃあ、いつも私たちを迫害する世間なんて滅んじゃえって思ったこともあった。でも、そんなの間違ってる!私も戦う!」

ついに蜂起したもののけ姫嘉子と4人のブス仲間たちは魔王と化した博士に戦いを挑むのです。

ブスパワーを顔面から放出するという荒業で研究所の雑兵をなぎ倒していくブスたち。目指すは博士の研究室、そこにブスドン発射ボタンがあるはずです。しかし、途中で紀美子が敵兵の銃弾に倒れてしまいます。

「おねがい・・・私はブスのままでいいから・・・世界の平和を取り戻して・・・みんなの幸せを守って・・・おねがい・・・」

「きみこーーーー!」

泣きじゃくったブスはさらにブスになってブスパワーを増し、一丸となって博士の部屋へと向かいます。

博士の魔科学が作り出したモンスターに行く手を阻まれたブスたち。どうやら博士はブスたちが反旗を翻すことを読んでおり、事前に周囲の周りを固めていたのです。

花江、B子、良美が凶暴なモンスターを押さえつけ、嘉子の通り道をあけます。

「いきな!嘉子、ここはアタイらに任せて博士の所に行くんだ!ブスドンの発射だけは止めるんだよ!」

「化け物がなによ!私だって化け物なんだからね!」

「嘉子、ブスな私が言うのもなんだけど、今のアンタはブスじゃないよ、輝いてるよ!いきな!アタイらブスの力で世界を救おうぜ!」

「うん!」

モンスターと戦うモンスターなブス仲間を置いて走り出す嘉子。そしてついに、博士の部屋に到着するのです。

「どうして・・・どうして・・・私の計画の邪魔をするのだ」

怪しげな液体が煙を吹く博士の研究室。その中央で大量のブスパワーを浴びつづける博士。巨大なブスパワーによって筋肉モリモリになる反面、その副作用で醜い化け物へと変化していく博士。

「世間を呪っていたのだろう。自分をブスブスと迫害する世間を呪っていたのだろう。ならば、私の理想と同じはず、なのになぜ邪魔をするのだ」

「私はこんなやり方を望まない。私たちは確かにブスだわ。でも、ブスと醜いは同義じゃない。私たちは醜くない。博士みたいに醜くなったらおしまいよ」

「フハハハハハハ、貴様はもののけ姫になれる器だと思っていたが私の見当違いだったようだな!死ぬがいい!」

その刹那、博士に照射されていたブスエネルギーがさらに増大し、博士はこの世のものとは化け物に姿を変えた。

「ふはははは!ブスのまま醜く死ねい!」

その瞬間だった。

嘉子の体から溢れんばかりの眩いブスパワーが放出され、博士に襲い掛かった。

「な、なにぃ!これほどまでのブスパワーとは!」

溢れ出したブスパワーは博士の体に飲み込まれ、さらに大きく醜く姿を変えていく。

「ぐわああああああああああああああ」

巨大なブスパワーを支えきれなくなった博士の体は引きちぎれ、その後には醜い肉片だけが残されたのだった。

「私が・・・世界を救ったの・・・?」

全ブスパワーを放出しきり、その場に座り込んでいた嘉子にブス仲間が駆けつける。

「やったね、私たちが世界を救ったんだ」

「嘉子、あんたお姫様だよ。誰が何と言おうと、あんたはお姫様。世界を救ったもののけ姫だよ」

「私が・・・姫・・・」

数日後−。
渋谷ハチ公前の雑踏。多くの人が行き交う。
ここを歩く多くの人が、ブスたちが世界を救ったことを知らない。
嘉子はブス仲間たちと楽しく酒を酌み交わすべく、ハチ公前に立っていた。

「おい見てみろよ、あの女、すげえブスだぜ」

誰かが心無い一言を聞こえるように言う。以前の嘉子なら、それだけで申し訳ない気持ちになってしまい、顔が見えないように俯いてしまっていたのだが、今日の嘉子は違って、真っ直ぐと前を見据えていた。

自分がもののけ級のブスの姫であるという自信を持って、これからも生きていこうそう思ったのだった。

おわり

とまあ、すっごい長くなっちゃって、何の話してたのか忘れちゃったんですけど、ああ、そうそう、保険証の話でしたね。でまあ、こんな「もののけ姫」を真剣に考えたいたら、当然ながら保険証など見つかるはずもなく、次の日にはもののけと化した事務員さん(40代後半、オバハン)に烈火の如く怒られたのでした。

「ブハハハハハハハ!黙れ小僧!」

「小僧じゃありません!」

すごい頭がおかしい人に思われたに違いない。今度は事務員さんに今朝見た夢の話でも延々としてやって、ホームラン級のキチガイだと思わせて保険証の話を有耶無耶にしたいと思います。

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