ビックリした

ビックリした

「驚きと興奮は老化防止に役立ちます!」

僕がよく行くパチンコ屋のトイレに、こんな謳い文句の新聞の切り抜きがバカのように貼ってあります。大便ブースの各コーナーはもちろんのこと、小便のところにもしっかりと目線の位置に貼ってあったりします。

そうなると、小便でも大便でもやってると嫌でも目に入っちゃって、興味ないのにその切り抜きを読む羽目になるんですけど、なんでも老化防止、ボケ防止にパチンコが最適らしんですよね。

パチンコってのは、光とか音がすごいですから、それが適度な刺激になって、驚き効果が得られるらしいです。そして、当たるか当たらないか、激しくエキサイティングな場面では興奮する。そうなると脳内から良い汁が溢れてきて老化防止に役立つらしいです。

そんな記事をトイレ中に貼りまくってる時点で、パチンコ屋必死だな、と言わざるを得ないのですけど、パチンコ屋も老人に打ってもらおうと必死なんでしょう。でもまあ、老化防止にパチンコやって年金を全部吸い取られちゃったら老化もクソもないと思うんですけどね。

驚きや興奮、つまるところドキドキ感ってのが体に良い、ひいては老化防止に役立つってところは同意したい部分です。何歳になっても恋をしているご老人が年齢より若く見えるってのは良くあることです。恋ってのは極上にドキドキする驚きと興奮の連続ですから、そういうのが老化防止に役立ってるのでしょう。

老化防止に役立つから!と家のお爺ちゃんをいきなり驚かしたりなんかしたら、それこそ永眠されてしまい、老化どころの騒ぎじゃなくなる可能性があるので絶対にやめましょう。

ということで、なにがということなのか全然分かりませんが、驚きは老化防止に役立つ!をスローガンに今年、齢29歳を迎える、ちょっと老化が気になるお年頃の僕が最近驚いた出来事を3つほどオムニバスで。まあ、早い話が小ネタ特集です。それではどうぞ。

1.朝っぱらから驚いた

僕はまあ、懸命な読者さんなら知ってると思いますけど、異常に早起きなんですよ。これは、主に職場が遠いということに起因するのですが、それだけ朝早くに出勤するとなると、朝独特の町の風景なんかを見るわけです。

通勤途中、職場の近くに朽ち果てたゲートボール場があります。最近はめっきりご無沙汰だったようですが、ここ最近は若干暖かくなったからでしょうか、ご老人が朝も早くからゲートボールに興じたりしています。

ゲートボールってのはよくできたスポーツでして、力もあまりいらなければ体力もそんなに使わない。まさに老人にはうってつけの球技です。上記した老化防止云々じゃないですけど、やはりこれも老化防止に役立っているのではないでしょうか。

10人程度のブラウン系のファッションに身を包んだご老人が、それはそれは楽しそうにゲートボールに興じる姿を横目で眺めつつ出勤するのが最近の日課になっていたりします。

普通、スポーツをやってるところ見ると言うのは明らかに動なわけで、野球にしてもサッカーにしても、ダイナミックな躍動が感じられるのですが、ゲートボールに興じる老人はまさに静。そこには何か落ち着き払った癒しのようなものすら感じてしまいます。

朝から癒し系のゲートボールを観戦する。僕も頑張って働いて老後は悠々自適に朝からゲートボールと行きたいものだね!なんて思いながら仕事に向かうわけです。

しかしながら、今朝だけは違いました。

いつものように車を運転し、職場近くのゲートボール場にさしかかります。今日もご老人たちがゲートボールやってるのかな?とチラッと視線をやったその先には、信じられないような光景が広がっておりました。

いやね、やけにダイナミックなんですよ。

普段は静なゲートボールなのに、何故か今日は躍動感溢れる動のオーラが漂っている。それもそのはずで、なんか老人どもがゲートボール場にネット張ってバレーボールしてやがるんですよ。バレーボール。

いつものゲートボールメンバーとおぼしき老人どもがバレーボール。普段はヨボヨボでやってるんですけど、今日だけは大ハッスルしてやがるんですわ。ちょうど僕が見たときは、前衛にいた老人がスパイクを決めるところで、敵の老人も飛びついてレシーブしようとしてました。信じられない。彼らに何があったんだ。

投網みたいなネットは低い位置に張ってあったんですけど、それでもやっぱり見事にバレーボール。しかもちゃんとラリーが続いてました。

僕なんかが見ると、お爺ちゃんたちがバレーなんて、バラバラになっちゃうんじゃないか、って思うんですけど、それでも元気に老人達は歓声を上げてバレーボールをしていました。死ぬほど驚いた。

2.昼間に驚いた

ホームセンターで買い物してたら、小さな子供が「アナルファック!」って叫んでました。死ぬほど驚いた。最近の子供はオマセさんですね。

それどころか、「お母さん、アナルファック」とか言ってました。お母さんがアナルファックなのか、それとも子供がお母さんにせがんでるのか、気になって仕方がない。

若妻っぽいお母さんは顔を真っ赤にして「しーっ!あとで!」とか言ってました。何が「あとで」なのか全然分からない。

3.夜中に驚いた

つい最近、といっても一ヶ月くらい前ですけど、ノートパソコンを購入したんですよ。NECのLavieとかいうやつの小さいやつ。手頃な大きさでファッショナブル、おまけに画面とか綺麗だしキーボードも打ちやすいし、ですぐに気に入っちゃったんですよね。

僕は寸暇を惜しむ企業戦士ですから、出先とか家に持ち帰ってとかで仕事ができるよう、このようにモバイル使用に特化した持ち運びしやすいノートパソコンを購入したんですけど、使ってみると予想以上にこれが素晴らしい。

あまりに使い勝手がいいものだから、外出先とかでのサブマシン的使用に留まらず、もうほぼメインマシン的感じで常に使ってたんですよね。

それで、今日も部屋に座りながら、この愛しき愛機を膝に抱えカチャカチャと日記の執筆をしていたんです。かわいくて仕方がない愛機だと日記の執筆もはかどるってもんです。

こういった軽くて小さいモバイルマシンを日常的に使うと、何が良いかって移動性が高まるのがいいですよね。床に座って日記を書いてて、「ちょっと寒いな?」って思ったら暖房の近くまでひょいっとPC持って移動すればいいですし、ウンコしたくなったら便所に持っていって書けばいいんですから。ホント、便利。高い金出して買った甲斐があったってものです。

そんなこんなで、カチャカチャと日記を書いていたわけなんですが、座った姿勢で書くのが面倒になっちゃいましてね、ちょっと布団に入って寝ながら書こうかと移動したんですよ。お気に入りのパソコン持って、ひょいひょい、と移動。その瞬間ですよ。

電源ケーブルが絡まってたみたいで、パソコンだけが移動できなくなっちゃったんです。僕はひょいひょいと動いてるのに、パソコンだけはケーブルに引っ張られて移動できない。フワッっとね、僕の手から中空に浮くようにパソコンが離れていったんですよ。フワッと。

グシャ!

重力に抗えず、無残に床に叩きつけられるマイ愛機。それでもやはり重量が軽いマシンのためか、それほど深刻な感じはしませんでした。なんか、叩きつけられる音も軽やかでしたからね。あーあ、買ったばかりなのに傷がついちゃったかなー程度のものでした。

布団に移動し、さてさて日記の続きでも書きましょうかねーとパソコンに向かい合ったその瞬間、ビックリして尻こ玉が抜けるかと思いました。

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液晶が割れてる。

これ、こういう画面を表示させてるとかじゃないですからね。なんか黒い液体が漏れ出てきてるんですよ、割れ目から。割れ目から液が漏れ出るだなんてエロいな、とか言ってる場合じゃないですよ。

軽やかに落としただけなのに壮絶に液晶が割れてるんですよ。まるで銃撃受けたみたいになってんの。どっからどう見ても天に召されて荼毘にふされたとしか思えない。やってらんない。

どうも起動はしてるっぽいのですけど、何をどうやってもこの画面から動きませんので途中まで書いてた日記も完膚なきまでに失われました。だから、今日は急ごしらえでこんな小ネタ日記を書いてるんです。

買って一ヶ月、大枚はたいて購入したお気に入りのノートパソコンが見事に破壊され、本当に驚きを隠せませんでした。

ということで、日常の中に驚きが連続して訪れる僕の私生活、さぞかし脳から色々な汁が出てきて老化防止に役立ってるのかと思うのですが、特に最後のサプライズ、買ったばかりのノートパソコン死亡は堪えたらしく、落ち込みが半端じゃないので、なんだかぐっと老け込んだように感じました。老化防止どころの騒ぎじゃない。18万円もしたのに・・・。

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