楽しい科学実験室

楽しい科学実験室

はーい、みんな元気にしてたかなー?今日も元気に科学実験しちゃうぞー。良い子のみんなに日常のちょっとした科学を紹介する「楽しい科学実験室」、今日も元気にブリバリ紹介しちゃうぞー。

最近ね、テレビなんかみてるとイッパイ宣伝してるよね。うん、ペプシの新製品、ペプシブルーだよね。なんだアチコチで話題になってるよね、お姉さんもビックリ。

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これは容器が青いんじゃないよ。飲み物が青いんだよ。とってもケミカルだよね、青い飲み物って。お姉さんも不健康覚悟で飲んでみたいな。

でもね、こんな話題の飲み物だけど、喉から手が出るほど飲みたいけど、飲めない人って沢山いるの。例えば糖尿病の疑いが強くて禁コーラ宣言を出した人とか。そういうの人はね、ペプシコーラやコカコーラC2とか話題のコーラを全然飲めないの。可哀想だよね。

でね、そうなると大抵は、体に悪影響のなさそうな爽健美茶ばかりを飲みまくっちゃうの。こんな風に

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確かに体には悪くないだろうけど・・・大好きなコーラを我慢してコレじゃあ精神的に悪いよね。うんうん、可哀想。もっと話題のコーラ、青いコーラを飲ませてあげたい気にもなるってものだよね。

そこで、今日は体に良い青い飲み物を作る方法を紹介するよ。題して「爽健美茶ブルーを作ろう!」、これで今日の楽しい科学実験室行ってみよう!

楽しい科学実験室-爽健美茶ブルーの作り方-

用意するもの
赤キャベツ、ビニール袋、塩、爽健美茶

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爽健美茶の元々の色はこんな感じ、ブルーには程遠いね。これをナチュラルな方法を使って青色にするよ!

みんなは指示薬って知ってるかな?溶液がアルカリ性になると青色、酸性になると赤色になったりする薬品だよ。他の色になる薬品もあるからみんな調べてみようね。簡単に説明すると、液体が酸性かアルカリ性か調べるのに良く使われる薬品、みんなも学校の理科の実験で使ったことあるんじゃないかな。

お茶はね、元々軽いアルカリ性なの。だから、アルカリ性で青色を示す指示薬を入れてやれば簡単に爽健美茶ブルーができちゃうね。

じゃあ、その指示薬を入れちゃう?ダメダメ。そんなのダメ、ゼッタイ。だって指示薬って薬品だよ。そんなの入れちゃったらナチュラルじゃなくなっちゃう。ケミカルになっちゃうよ。

そんな薬品なんか使わなくても、もっと身近に指示薬は転がってるわ。それもナチュラルなのが。

みんなは赤キャベツって知ってるかな?そうそう、赤いって言うより紫色したキャベツね。アレを買って来て、1センチ四方の小片に切断。それをビニール袋に入れて塩もみして赤キャベツから液を搾り出そう。

赤キャベツにはアントシアニンという色素が沢山含まれてるの。この、アントシアニンは指示薬の働きをして、酸性では赤、アルカリ性では紫青色を示すようになるよ。うん、身近にある指示薬だよね。これを塩もみで赤キャベツから取り出すんだよ。

さあ、早速赤キャベツから搾り出した汁を爽健美茶に入れてみよう。アルカリ性だからきっと青色に変わるよ!なるべく深い青を出すため、ここでも爽健美茶に塩を添加するとなお良いよ!

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んんんー、確かに色は変わったけど、これじゃあ青というよりどす黒い紫だね。っていうか、ヨモギみたいな色になっちゃった。横においてある本物のペプシブルーと比べるとその差は歴然!全然爽健美茶ブルーって呼べる代物じゃないね。

これはきっとね、元々のお茶の色が悪いんじゃないのかな。青とお茶の茶色が混ざってヨモギみたいな色になっちゃったのかな?

じゃあね、茶色みたいな色を取っちゃおう!ここでXXXXXXXを加えてXXXXして、生じた沈殿を除去してXXXXXすると・・・(真似して本当に飲む人が出てくると責任問題になるので伏字)

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こうなったよ!ちょっと量が増えてるのはXXXXXを入れすぎちゃったから。本当はもっと少量でもいいよ。でも、本当に綺麗な青色ができたね。これならそろそろ爽健美茶ブルーって呼んでもいいかも!

でもね、本物と比べるとまだまだ色が薄いよね。だったら青を濃くしてみよう!ってことで一回容器から取り出してXXXXXXXXXを添加してXXXXXしてみるよ。

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わー、本物みたい!

まさに爽健美茶ブルー、やった本人も驚くほどの青さ。凄いよね、科学の力って。

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光にかざしてみたよ!

ね、ちょっと薄いけど本物と大差ない。見事な爽健美茶ブルーだね!しかも元がお茶だからカロリーも限りなくゼロ。コカコーラC2も真っ青だね。あ、今上手いこと言った。

ということで、今日の楽しい科学実験室「爽健美茶ブルーを作ろう」はこれでおしまい。みんなもやってみてね。

そうそう、でもね、赤キャベツ液を入れたヨモギ色の爽健美茶まではマズイなりに飲める物体だけど、それ以降の青いヤツは飲めないよ。飲んだら確実に死ぬよ!うん、死ぬほどマズいって比喩じゃなくて、飲んだら確実に生命を失う物質が入ってるからね、もはやお茶と呼べる代物じゃないから、絶対に真似しないでね!良い子は真似しちゃダメ、ゼッタイ!

この実験をやってみたpatoさんはね、比較のために買った本物のペプシブルーを、糖尿病のため飲むわけにもいかず、泣く泣く流しに捨ててたよ。可哀想だよね、飲めないって。

ということで、次回の楽しい科学実験室でまたお会いしましょう。それまで良い子にしてるんだぞ。じゃあねー。

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