Numeriキャラバン2004 Round16-1

Numeriキャラバン2004
Round16-1

先に行われた全国キャラバンの旅日記の続きです。名古屋での手羽先祭り終了後、次の日の朝の静岡開催に向けて夜移動をし、力尽きて浜名湖で寝てしまったところからです。

3月12日静岡神奈川編-1

寝起きでボケまくった頭でも、半分しか開いていない両の眼でも分かる。朝もやの中の浜名湖は綺麗だ。できることならずっとこの景色を眺めていたいが、そうもいかない。おっと、もう朝の8時だ。静岡開催は朝の10時。こんなところで時間を浪費するわけには行かない。先ほどまでベッドだった場所が運転席に変わり、僕は颯爽と車を走らせた。

それにしても東名高速ってのは酷い。なんだ、あの暴走するトレーラーたちは。ならず者達の無法地帯じゃないか。危うく、幅寄せしてきた大型トレーラーに道路のシミに変わられるところだったわ。

そんなこんなで命からがらのドライビングで静岡に到着。集合場所周辺に駐車場が皆無だったり、到着した瞬間に雨がどか降りになったりしたけど気にしない。ぬめり本を手に真っ直ぐ集合場所を目指す。


16-1静岡市 駿府公園
参加人数:16人くらい
売上冊数:2冊
備考:
雨の中、実に多くの人が集まってくださいました。まさか静岡でこんなにも人が集まるとは思わなかった。子連れの人とかいたし、その子供が大ハッスルしてたし。なんか若々しい女の子集団とかいたし。最初は花壇の真ん中みたいな場所で談笑してましたが、雨が容赦ないレベルになったので近くの茶屋に移動、そこで僕だけラムネなぞを飲みつつ談笑しました。ここで貰った広末涼子ファーストアルバムを収録したカセットテープは、後の旅において絶大な威力を発揮するパワープレイカセットとなるのでした。そんなこんなで、次の日程の関係も有るので静岡は談笑のみで終了。後ろ髪惹かれる思いで後にするのでした。


「patoさん、静岡インターまでは渋滞しますから、静清バイパス使った方がいいっすよ!自分ら先導しますから!」

参加者のイケメンなお兄さんがそう言ってくださいました。なんたる親切、なんたる慈悲の心。やっぱな、一人で全国をロンリーに旅してるとこういった親切が有難いわ。ホント、有難すぎて泣けてくる。人間って心だぜ、心。

そんなこんなで、僕の前を走る車に先導されるがままに静清バイパスへ。さすが地元の民、これで渋滞回避、時間短縮だぜって思いながら静清バイパスに到着すると、どう理解して良いのか分からないくらい車が渋滞してました。地平線の先まで続いてるんじゃねえの?ってほど車が列を成してました。ありゃ見事としか言いようがなかった。

「いかん、これでは先導してくれたお兄さん達がションボリしてしまう。せっかく渋滞を避けるために先導してくれたのに、その先が歴史的大渋滞。バツが悪くて、patoさん怒ってるんじゃ?なんて気を使わせてしまう。いかんいかん、ここは満面のスマイルで彼らを安心させねば」

前にいる先導車からも見える勢いで満面のスマイルをする僕。大渋滞の中、意味不明にグッドスマイルでハンドルを握るアホ一名。しかも車内は見事に一人だけ、How many いい顔。全然manyじゃない。

そんなこんなで、渋滞を抜け、先導してくれたお兄さんがたに「ありがとー」と挨拶をしつつ高速に乗って神奈川へ。目指すは茅ヶ崎。よっしゃーいくぜー。いつの間にかすっかり雨も上がり、僕は東へと車を走らせるのでした。

神奈川に入り、高速を降りて一般道で茅ヶ崎を目指します。途中、湘南ナントカ道路みたいなのを使ったのですけど、湘南に入った瞬間に腹が減ったからウドン屋に入ったんですよね。そしたらアンタ、ウドン屋のBGMがサザンオールスターズじゃないですか。

もうね、湘南に入った瞬間にこれですわ。湘南に入った瞬簡にウドン屋にサザンですわ。いくら湘南だからってな、ウドン屋でサザンはヤリすぎ、乗りすぎ、合わなさすぎ。高気圧なヴィーナスとか言ってる場合じゃないぜ。もう、すっげえ暑苦しい思いしながらウドン喰ったわ。

そんなこんなで、予定より早めに茅ヶ崎市に到着したので海岸の駐車場に車を停めて日記を書いたりオナニーしたり、そいでもって時間になったのでぬめり本片手に海岸へと向かったのでした。そして、そこでは衝撃の展開が待っているのでした。


16-2茅ヶ崎市 茅ヶ崎海岸
参加人数:0人
売上冊数:0冊
備考:
参加人数:0人 
参加人数:0人 
参加人数:0人 
参加人数:0人 
参加人数:0人


誰も、来なかった。

もうね、見紛う事なき0、ゼロ、ZERO。

B'zが出てきてシャウトしてもおかしくないくらいゼロだった。どうなってんだ茅ヶ崎。なんかな、普通に一般人なジョギングのオッサンとチョーヨンピルに平安時代メイクしたみたいなオバハンしかいなかった。

あのな、お前らに俺の気持ちが分かるか。道行くジョギングのオッサンに、「すいません、シャッター押してください」って頼んだ俺の気持ちが分かるか。そそくさと↑のようなポーズをとった俺の気持ちが分かるか。バックに移るついたてみたいなの見るだけで泣けてくるわ。

いやね、誰も来ないのはいいんですよ。旅の最初から参加人数0の開催地が出ることを期待してて、0人だったら↑みたいな画像を撮ろうって決めてましたから。それよりなにより僕が怒ってるのはですね

待ち合わせ場所広すぎ

なんですか、待ち合わせ場所「茅ヶ崎海岸」て。もう、数キロに及ぶ砂浜で待ち合わせってなんですか。実際に何人かの方は来てくださったと後で聞いたのですけど、あれでは出会えるわけがありません。

僕が↑のような画像を撮ってる時に怪しげな小僧がウロチョロしてて、ジロジロと見ていたのですけど、なんかヌメラーっぽいなーと思いつつ違ってたら嫌なので放置してました。基本的にシャイだから。

そんなこんなで、潮風に晒されながら浜辺に仁王立ちし、随分と待ったのですが誰も来ず。キャラバン開催初の参加者ゼロという勲章を引っさげ、失意のまま次の開催地、逗子市を目指すのでした。サザンの歌を口ずさみながら。

もう茅ヶ崎なんて嫌いだ。

静岡神奈川編-2につづく

関連タグ:

Numeriキャラバン2004 2004年 TOP inserted by FC2 system