Numeriキャラバン2004 Round12

Numeriキャラバン2004
Round12

LOGIC&MATRIXがついに復活。遊星さんがとんでもないネタを仕込んで帰ってきました。おめでとうございます。お祝いにドルフィー買いに行かなきゃって感じですね。そんなこんなで超絶に遅れ進行の旅日記、松江編からどうぞ。

ブシューというダンプの音で目が覚めました。ここは高速道路西宮付近にあるパーキングエリア。もう、夜のうちに松江まで移動しようと思っていたのですが、普通に力尽きて西宮で寝てました。大阪から出発して西宮で力尽きているあたり、僕の限界っぷりが窺い知れます。

そもそも、大阪で開催した次の日のお昼に松江市ってのが多分に無理があるのです。誰が考えたスケジュール表なのか知りませんが、もっと人間の力の限界とかそういったのを考慮するべきだと思いました。

そんなこんなで寝ぼけ眼で高速道路をひた走って松江市を目指すわけですが、中国山脈では異常なまでに雪が積もっており、普通に速度制限とか出されていました。うん、このままでは普通に松江開催に遅刻するのは確実な情勢でした。何のために夜移動したねん。


12-1松江市 松江駅
参加人数:12人くらい
売上冊数:1冊
備考
お昼の開催ということもあり、昼休憩に抜け出してきた学ランの学生さんとかいました。うん、Numeriのために学校抜けだすとか、本当に日本の未来を心配しちゃったな。既に前日の大阪販売でぬめり本はソールドアウトしていたため、ここからは先行予約分を届けるだけの旅にも関わらず、実に12人もの人が集まってくれました。たった一人、先行予約をされていた方が、事情を何も知らない彼女に代理で買いに来させるというアメリカ合衆国みたいな傍若無人な真似を見せ付けてくれました。その後は皆で近くの松江サティに移動し、トンカツ定食を食って麻雀の話をしたり皆でCD屋を冷やかしに行ったりと、どこがオフ会なんだろう・・・という動きをさせていただきました。


松江の皆さんとお別れし、一般道をひた走って鳥取市を目指します。何度も言いますが、この日の松江-鳥取-福井という旅程は多分に無理があります。ありすぎます。それでも発表してしまったものは仕方ないので黙々と鳥取を目指します。ていうか、松江は本を予約された方が一名いたので行かねばならなかったのですが、鳥取も福井も予約者はゼロ。B'zが歌い出しそうなほどにZERO。本当は行かなくても良さそうだったのですが、それでも行く僕。僕の人間性の良さとかそういうのが垣間見れるエピソードです。

やや遅れ進行で集合場所である鳥取砂丘に到着しましたところ、普通に誰もおらず、ただ一面の雪景色が広がっているだけでした。うん、誰もいない。まあ、この鳥取は僕の故郷でもあるのですが、故郷に凱旋帰郷のオフでコレですからお里が知れるってもんです。

それでも雪の砂丘に仁王立ちし、参加者の到来を今や遅しと待ち構えていましたところ、

「Numeriのpatoさんですか?」

と爽やかナイスガイな二人組男性に話しかけられました。参加者ゼロじゃなかった。

「いやー、僕ら二人大阪なんですよー。昨日大阪ドームで会えなかったんで徹夜で車運転して鳥取まで来ちゃいましたよー」

とまあ、頭のネジが緩んでいる、というよりはネジ山自体が存在しないんじゃないか?といったことを平然と言ってのける大阪二人組。本も売ってないのに必死なまでに徹夜でドライビン。人生というものを根本的に見直すべきです。


12-2鳥取市 鳥取砂丘
参加人数:4人
売上冊数:0冊
備考
「なあ、この坂を雪玉転がしたら転がっていくんじゃねえ?それですげえデカイ雪玉ができるんじゃねえかな?」そんなことを言い出したものですから、大阪二人組と三人で雪だるま作りをすることに。ありえない形状の雪だるまに「Numeri」と書かれた世紀末的オブジェ(携帯メモ参照)を作っていましたところ、「Numeriですか?」とさらに二名の方が合流されてきました。で、黙々と5人で雪だるま作り。どんなオフ会やねん。雪だるまが完成し、凍傷寸前の両手を抱えて近くの喫茶店に。そこでカレーを食ってお別れしました。


さてさて、ここから一般道をひた走って福井を目指すわけなんですが、どこをどう考えても時間通りに到着しそうにない。ワープだとか人体消失現象だとか起きない限り時間通りの到着は無理。福井集合は夜の10時で鳥取を出たのが夕方の6時くらいでした。四時間で鳥取兵庫京都と駆け抜けて福井行かねばなりません。それもほとんど一般道。どう考えても無理です。

「こりゃあ遅刻だなー」

普段はとにかく時間にうるさい僕ですが、このキャラバンで時間という概念をどこかに置き忘れてきました。もう遅刻なんて言葉すら思い浮かばなかったのかもしれません。

そんなこんなで鬼のように流れの悪い国道や、間違って乗った高速道路。同じところをグルグル回った舞鶴の道などを駆け抜けて福井に到着したのは0時を回ったころでした。うん、普通に日付が変わってた。遅刻の最高記録2時間なんてのを弾き出してしまいましたよ。


12-3福井市 中央公園
参加人数:8人
売上冊数:0冊
備考
真夜中の公園、しかも異常に寒い。おまけに二時間遅刻で本の在庫もない状態だというのに、実に8人もの方が暗闇からモソモソと出てきました。うん、レイパーみたいに茂みの中からみんな出てきたよ。コーラ1.5リットル8本入りなど、親切なのか嫌がらせなのか良く分からない差し入れを、もらったりしました。せっかくだから皆さんで酒でも飲みましょうかー、などと思ったのですが、0時を回った福井の町は戒厳令が発令されているかと思うほどに全ての店が閉店していました。街が真っ暗だったわ。仕方ないので公園でそのまま雪だるま作り。大の大人が8人も9人もいて暗闇の公園で黙々と雪だるま作り。どんなオフ会やねん。50センチほどの雪玉を数十個並べて「Numeri」という文字を作って帰ってきました。幼児とか見たら泣くに違いないレベルで壮大に雪玉を並べてきました。ホント、福井の皆さんすいませんでした。


3/8のまとめ
売上冊数:1冊
収入:1000円
支出:5万(食事代、コーラ、駐車場代、ハイウェイカード)
所持金:23万円 20ユーロ 図書券1000円分

アレだけ死にそうな思いをして回ったのに一冊しか売れないという状況。ここからは先行予約分しか売るものがないので収入はほとんどありません。大切にお金を使って増刷が出来る千葉開催まで所持金を持たせねばなりません。

累計売り上げ数:702冊

この日の開催都市3箇所全てに遅刻。おまけに遅刻の最高記録を更新したことを気に病んだのか、「明日こそは絶対に遅刻しない」そう誓ったpatoは深夜の福井の町を車を走らせ石川へと向かったのでした。

次の日の開催地である小松ドームに到着し、小松ドーム駐車場に車を停車して車中泊となりました。もう開催地に到着してるんだから絶対に遅刻しない。そんなこんなで明日は小松金沢富山編。

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