Numeriキャラバン2004 Round11

Numeriキャラバン2004
Round11

目が覚めると歴史的に寝坊でした。なんというか、寝過ごしたとか時間に遅れたとかを超越してて、初めから待ち合わせなんかなかったんじゃねえの?ってレベルで寝坊しました。まあ、起きた時点で集合時間を過ぎていたわけなんですが。

というわけで、遅刻なものはどうしようもなく、今更焦ってもどうしようもないので開き直って奈良を目指します。なんというか、このキャラバンで開き直りという素敵なスキルを手に入れたような気がします。

でまあ、奈良公園に到着。その時点で歴史的に遅刻したのは大確定だったんですが、もう開き直ってるもんだから普通に鹿と遊んでいました。鹿せんべいを買ってバッファローのような勢いで迫り来る鹿を相手に戦っていましたところ、「patoさんすか?」と、どう考えても普通では考えられない言葉をかけられて奈良開催となりました。


11-1奈良市 奈良公園
参加人数:20人くらい
売上冊数:26冊
ぬめりべ長者
使用済みビキニ→サンマのテープ
備考
各種ドリンク剤を混合した紅茶を頂きましたが、下手したら殺人未遂になりかねない味でした。皆で狂ったように本を買っていきましたが、何を勘違いしたのか鹿まで寄ってきていました。その後は奈良の大仏を見たりして、このキャラバンで初めて観光らしい観光をしました。昼飯を食おうということになったのですが、奈良ならではの食べ物ってのは鹿せんべいしかないということなので、普通にみんなでモスバーガーに行き、テラス席で震えながらハンバーガーを食ってました(この日は歴史的豪雪)。あ、あとぬめりべ長者でビキニ水着を貰ったお兄さんがエロそうな表情で微笑んでいたのが印象的でした。
ここからは断崖絶壁というサイトのねんまにさんと偽B−BOYさんを旅のお供にパーティーで旅をすることになりました。狭い車内に三人でギュウギュウになりながら、「俺達、いつまでも仲間でいような」と誓い合って和歌山を目指します。


誓い合ったのはいいのですが、奈良を出発してすぐに車内がウンコ臭くなり、「おめー、オナラしただろ」「おれじゃねえよ!」などと激しい言い争いに。なんというか、誓い合った舌の根も乾かぬうちに仲間割れです。

また、三月の関西では考えられないほど雪が降って吹雪いているというのに、車のパワーウィンドウがぶっ壊れるというハプニングが再発。高速走行で走る車に閉まらない窓、ベチベチと横顔に雪を受けながら、「寒い寒い」と震えながら和歌山を目指します。

ねんまにさんの運営する断崖絶壁というサイトは、非モテ童貞を売りにしたサイトですが、ご本人はそんなことは全然なく、「この間ナンパした女がしつこくてよー、一回やっただけで彼女気取りだぜ。ホント、どうしようもない。なんならいります?patoさん」とよく分からないことをアンニュイに口走ってました。あと、ねんまにさんの「ナンパ即ハメ必勝法講座」が熱烈に開かれてました。怖いですね、モテの人って。

そんなこんなで和歌山城公園に到着。そぼふる雪の中、一向は寒い寒いと連呼して城山を登ります。バカと煙は高い所が好きって言うけど、なんでキャラバンの待ち合わせは標高が高い場所が多いんだろう。


11-2和歌山市 和歌山城公園
参加人数:15人くらい
売上冊数:19冊
備考
奈良で大仏を見たのに触発され、ここ和歌山でも和歌山城を観光しようかと思ったのですが、なんと和歌山城は4時半でクローズドしてしまうとのこと。本を買いに来た人々とまたもやボウリングに行ったのですが、すげえファールに厳しいボウリング場でした。まるで軍隊教育かと言わんばかりに厳しいルールを強要され、ファールラインを1ミリでも踏むとブザーが鳴って得点を0にされる。もはやお遊びのレベルを超えたボウリングでした。どんだけシビアやねん。ちなみに本の販売の時に何度か在庫が足りなくなり、その度に偽B−BOY君に車まで取りに行ってもらってました。何度も何度も城山登山、偽B−BOY君、ちょっと死にそうになってた。
ボウリング場で皆さんとお別れし、一向は魔都市大阪を目指します。過去、僕に幾多のほろ苦い思い出をプレゼントしてくれた魔界都市大阪。関西シリーズの最終地として在庫を45冊しか持たないまま大阪へと向かいしました。


またもや高速道路をベチベチと雪を受けながら走行します。大阪市内に入って、なんか環状線を走ってれば大阪ドームが見えると言う話でしたので一同で目を凝らしながら環状線を走行していたのですが全く見えず。気がついたら環状線を二週半くらいしてました。

ええい、このままでは一生グルグルと周るハメになるわい、そう危惧した我々はエイヤッと脇道にそれ、勘を頼りに適当に阪神高速を降りました。で、降りた場所がなんかユニバーサルスタジオジャパンの近くでした。

そういったゴタゴタを経験しつつ、なんとか数分遅れで大阪ドームに到着。長かドーム内に続く道路を通過したのですが、なんか変なんですよね。なんていうか、明らかに何かがおかしいんですよね。

いやね、大阪ドームの前の通りにはファーストフード店とかあるんですけど、そこの明かりが見えないんですよ。普段なら店の照明が明るく通りを照らしているんですけど真っ暗なのな。

うん、人だかりで真っ暗になってた。

どんだけ人が集まってるねん。明らかにおかしいじゃない。やべえよやべえよ、在庫45冊しかないよ。下手したら殺されるんじゃないか。車内の三人は口々にそう言いながら慌てふためいていました。そう、大阪ドームを周回する道路を環状線の時のようにグルグル回りながら、死ぬ前のネズミみたいに慌てふためいておりました。

で、適当な駐車場に車を駐車し、45冊ぽっちの在庫を抱え、オイルショック時としか思えない集団の中に飛び込むのでした。

「こんちわー、Numeriのpatoです!」

軽やかに挨拶をし、集団の中に溶け込んだその瞬間でした。

「ちょっと、これは何の集まりだね?」

どう見てもオフ参加者とは思えない制服姿、そして威厳のある物腰。そう、間違いなく大阪ドームの警備員でした。ついに警備員来たー!って感じでした。ヤバイヤバイ。さすが魔都市大阪だぜ。いきなり警備員にキャプチャードされるとは思わなかった。

「いや、あの、これ全部僕の友達です」

「これから皆で街に繰り出して飲みに行こうかと思って」

明らかに苦しすぎる言い訳をする僕。すると警備員さんは正に遺憾、といった表情をしておられました。うん、すげえ遺憾の意を表明してた。

「あ、大丈夫です。すぐに移動しますんでー」

と、ゾロゾロと100人単位で近くの河川敷に移動。そこで大阪開催となりました。


11-3大阪市 大阪ドーム
参加人数:100人くらい
売上冊数:45冊
備考
ついに在庫全てがソールドアウト。というか、普通に100冊くらい足りなさそうなフィーリングでした。なんとか土下座などを駆使して皆様にお願い、45人の方に購入していただきました。晴れ着を着ていた人や、眉ペンでサインを書いてくれと要求してくる人、他にも有り得ないくらいバラエティに富んだ人々がおりました。さすが大阪。裏MIZUHAの憂鬱のMIZUHAさんとお会いし、ザックバランに海外オフのお話などをしました。その後の飲み会は幹事さんがシッカリといて、店まで予約してくれていて、すごくスムーズに進行することが出来ました。京都もそうだったのですが、大都市開催では人数が多すぎて店に入れないことがあるので、こうやって仕切ってくれる方がいると大変助かります。何でも事前オフもあったようで、事前オフの方々から貰っても困るプレゼントを多数頂きました。幹事の方々、色々とプレゼントを下さった方々、そして本買えなかったのに納得してくださった方々、本当にありがとうございました。
三次会のカラオケにちょこっと顔を出し、C-C-Bを熱唱して帰りました。次の日は島根県は松江市開催。誰が考えた日程だか知りませんが無理がありすぎます。そんなこんなで夜移動をかましました。


途中、西宮あたりで猛烈な睡魔に襲われ、そのままパーキングエリアで就寝となりました。

3/7のまとめ
売上冊数:90冊
収入:90000円
支出:1万5千円(食事代、コーラ、駐車場代、高速代、タクシー代)
所持金:28万円 20ユーロ 図書券1000円分

累計売り上げ数:701冊

ついに恐れていた在庫切れが魔都市大阪で発生。この後の日程は増刷分投入まで予約分を届ける旅になります。明日は松江鳥取福井編。

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