プロフェッショナル

プロフェッショナル

「その目でプロの成す仕事を見なければだめだ」

僕の恩師の言葉の引用です。何においてもそうなのですが、やはりプロというのは道を極めし者。当然アマチュアなんぞには負けていられない思いがあります。プロフェッショナルとして裏打ちされた技術や精神論、そして、これならばそこらのアマチュアには負けないという気迫を持っているのです。それらを感じ取り、自分も何かのプロにならなければならない。そういった意味で恩師はこの言葉を私に投げかけたのだと思います。

プロ野球に演劇、ミュージカルにアーチストのコンサート、僕は数々のプロの技を見てまいりました。やはりプロの方とうのは凄いの一言に尽きますね。洗練された技術は勿論のこと、金を払って観に来ている客のことも十分に考えている。金払ってみるだけの価値はある、それがプロの仕事だと思います。こう言うとトゲがあるかもしれませんが、プロとアマでは無限の隔たりがあると私は考えます。

さて、昨今のアダルトビデオ業界を見てみますと、最近では非常にインディーズレーベルの人気が強く、いまいちプロAV女優作品の元気がないという状況であります。ここでいうプロのAV女優といいますのはメジャーレーベルに多数出演し人気を博している女優のことを指すのですが、これが非常に良くない。

AVマニアの間では、最近はメジャー女優物よりも素人出演物の企画物やインディーズ系、もしくはセルビデオなどのほうが内容も濃く、外れがないと言われています。

つまり、メジャーの第一線で活躍するプロのAV女優が、素人や素人上がりの女優に負けているという現象があり、プロとアマの逆転が起こってます。

その一つの要因に、AVという媒体の特性から「素人」「ビデオ初出演」などの初々しさが好まれる、というのもありますが、単純にプロAV女優の怠慢が原因であるとある専門家は指摘しています。

擬似挿入にやる気のないプレイ。ネームバリューのみの販売を狙った内容のないビデオ。こういったプロAV女優では昔から当たり前だった行為がユーザーに飽きられ始めているのです。

これはやはりアマチュアの躍進が原因になります。質の高い素人の出演や多彩な企画内容、さらに出ている女の子が一生懸命であるというのが主な要因でしょう。

ムスコ片手にビデオを見ている殿方は敏感なもので、やる気のない怠慢プレーはすぐに見抜かれてしまいます。アマの作品にはそれがない。これが現在の空前のインディーズブームを巻き起こしている原因といえるでしょう。

メジャー級の女優は、ちょっと人気が出るとすぐに怠慢プレー、挙句には内容のないイメージビデオのような作品を作る始末。これならユーザーが見放して当然なのです。

確かに、外見的レベルはプロのほうが格段に高いですし、演出もなかなかのものです。しかし、それだけでは私は満足しない。それならば内容の濃いアマチュア級の作品を手にします。

結局のところ、長瀬愛や結城杏奈などの台頭は本気印の内容の濃さが如実に反映されただけであって、それ以前にメジャー級の女優や製作サイドは反省するべきなのです。とても今のプロ女優達のプレイを僕は金を払って見る気はしません。

AV女優が本当にプロとして内容が濃い作品を作ることを切に願います。

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